カパフル通りとカイムキエリアの中心街へのびるワイアラエ通りが丁度交わるところに、小さなショッピングセンターがあります。
ショッピングセンターと言っても、地元の人たちが訪れるであろう、とてもローカルな美容室とレストランが数軒あるだけで、旅行ではまず訪れることはなかったのですが、その中に1軒異彩をはなったショップを発見してしまったんです。
窓がなくて中が見えない。何屋さんかわからない。でも、ショップの看板にはハンバーガーのロゴがある。そして、まだオープンしていないのにロコの学生たちや家族連れのグループが数組オープンを待っている。
これは間違いなく美味しいハンバーガーショップと決めつけ、衝動的にその列に並びました。
80年代NYにタイムスリップ
「FRANKY FRESH」という名前で、やはりハンバーガーとサンドウィッチがメインのレストランでした。営業は今のところディナータイムだけで16時からオープン。
しかしそこはハワイアンタイム。オープンは10分遅れ。そんなことは想定内なので今更イラつくことも、びっくりすることもないのですが、一歩店内に足を踏み入れた瞬間にヤラレてしまいました。

外からはわかりづらいが、何気に広い店内
めちゃくちゃHIPHOP要素が強いんです。店内に数カ所設置されているモニターにはオリジナルに編集されたミュージックビデオが映し出され、インテリアには80年代〜90年代のレコードやアート、ラジカセが飾られ、もちろんBGMはその当時のHIPHOP。

店全体がHIPHOPな雰囲気
更に、カウンターの脇には現役でプレーできるファミコンまであり、80年代の香りがプンプンしています。

待ってる間ファミコンで遊ぶ人も多いらしい
抜かりなし!メニューまでHIPHOP

カウンター席もあり、バー使いすることもできる
1人だったのでカウンターに座っていると、少し日本語を話せる陽気なオーナーがメニューを持ってきてくれました。

はい。メニュー表がレコードです。そしてHIPHOP好きな方は気付いたかもしれないですが、メニュー名が「NOTORIUS P.I.G」や「GHOST FISH KILLA」などなどHIPHOPアーティストの名前をもじっているんですよ。
肝心のお味は?
私は、ウィルスミスが昔ラッパーのときに名乗っていたフレッシュ・プリンスを少しもじった「ザ・フレッシュ・プリンス」というハンバーガーをオーダーしました。

ハワイ島産ビーフ、マッシュルーム、ベーコン、スイスチーズが入った「ザ・フレッシュ・プリンス」
もの凄い肉汁です。そして一口食べて感動です。大げさではなく、今まで食べたハンバーガーの中で一番美味しいです。店の雰囲気で話題になりそうですが、味だけでも十分ハワイのハンバーガーランキング1位に君臨していくでしょうね。
ちなみに、全てのハンバーガーとサンドウィッチメニューでは、フレンチフライもしくはサラダを選ぶことができます。フレンチフライを選んだ場合、ソースを7種類の中から選べることができ私は「明太マヨネーズ」を選びましたが、後から少し日本語を話せるマスターがオススメのワサビマヨネーズを持ってきてくれました。確かに明太マヨより美味しかったです。
DATA
FRANKY FRESH
3040 Waialae Ave
営業時間:16:00〜22:00
無休
まとめ
本当に本当に美味しかったです。オーナーから、ビーフは牧草だけを食べて育てたその日一番新鮮なものを使い、野菜は全てオーガニックという「素材へのこだわり」を聞いて納得しました。また、一人で来てキョロキョロしている日本人(私)へのやさしい「気遣い」「おもてなし」には、ゴリゴリのHIPHOPが流れているのに、なんだか心が癒されるアロハな空気が流れていました。